今年も秋の味覚シーズンが到来。スーパーで見かけるいくら、去年より高いと感じませんか?
そんなときこそ、「買わずに作る」自家製いくらの出番です。
実は、筋子から作るいくらはコツさえつかめばとても簡単。40℃前後の塩湯で優しくほぐして、醤油・みりん・酒のタレに漬けるだけで、プチプチ食感のいくらの醤油漬けが完成します。
■ 材料(作りやすい分量)
- 筋子(すじこ) … 1腹(約200〜250g)
- 塩 … 小さじ1
- 醤油 … 大さじ1
- みりん … 大さじ1
- 酒 … 大さじ1
■ 手順①:タレを作って冷ましておく
まずは漬けだれを準備します。
耐熱ボウルに 醤油・みりん・酒を各大さじ1 入れ、電子レンジ(600W)で約1分半加熱してアルコールを飛ばします。
粗熱をとり、しっかり冷ましておきます。
■ 手順②:40℃の塩湯を作る
鍋にお湯を沸かし、火を止めて40℃前後に冷まします。
温度が高すぎると粒が白く濁るので注意。
そこに塩 小さじ1を加え、塩湯を作ります。

■ 手順③:筋子をほぐす
塩湯の中に筋子を入れ、手で優しくほぐします。
やりにくい場合は、ザルの上に筋子をのせて、軽く押し当てるようにしてもOK。
意外と粒はしっかりしているので、思ったより強めでも大丈夫です。

■ 手順④:冷水で洗ってザルに上げる

ほぐし終えたら、冷水でサッと洗い流します。
残った薄皮を取り除き、ザルに上げてしっかり水気を切ることが大切。
このひと手間で、仕上がりが驚くほどきれいになります。
■ 手順⑤:冷ましたタレに漬ける
水気を切ったいくらを、冷ましておいたタレに入れます。
全体がしっかり浸かるようにし、保存容器に入れて冷蔵庫へ。
一晩置くと、味がしみ込んでちょうどよくなります。

■ 手順⑥:完成!ご飯にのせていただきます
翌日には、つやつやのいくらの醤油漬けが完成!
炊きたてご飯にのせれば、自家製いくら丼の出来上がりです。
市販のいくらに負けない、ぷちぷち感とやさしい味わいを楽しんでください。

■ 保存のポイント
- 冷蔵で3日ほど保存可能
- 冷凍する場合は小分けにして密閉容器で約2週間
- 解凍は冷蔵庫でゆっくり行うのがベスト
■ まとめ
いくらが高い今年でも、自家製ならお得で新鮮。
筋子さえ手に入れば、材料も工程もとってもシンプルです。
45℃の塩湯と優しい手つきで、ぜひ“ぷちぷち食感”を楽しんでください。

